初めての方へ
はじめまして、くりかママです。
この記事を読んでいただき、ありがとうございます。
現在、保育士として保育園に勤務し、ベビーシッターや産後ヘルパーもやっています。
このブログは、こんなお母さんのために書いています。
子育てに悩んでいる。
何を読んでも、どこに行っても、誰に相談しても、解決しない。
どうしたらいいのか分からない。
子育てがつらい。
わが子なのにかわいいと思えない。
もう、逃げ出してしまいたい。
わが子のことが分からない。
どうしてこの子はこうなの?
こんな対応でいいの?
わたしの育て方が間違っている?
どう育てればこの子がこの子らしく、幸せに生きていけるの?
これは30年前のわたし自身の姿です。
詳しくは「わたしの子育て失敗談」で、書いていますが、長男の子育てがうまくいかず、親子心中を考えるほど悩みました。
なんとか悩みを解決したいと、育児書や育児雑誌を読みあさり、保健師や助産師に相談しアドバイスをもらい、本やアドバイスを参考にいろいろやってみましたが、長男との関係は変わりませんでした。
放送大学で児童心理学を学び、その講師から直接カウンセリングも受けました。何人ものカウンセラーにも相談しました。
でも何の効果もなく、次第に長男をかわいいと思えなくなり、憎しみさえ感じるようになりました。そんな自分の感情を押さえることができませんでした。
「このままではこの子を虐待してしまう!そんなことをするくらいなら、この子と一緒に死のう」と、考える日々が続きました。
自分の答えが見つかるかも!
そんな状況から抜け出すことができたのは、一人の助産師との出会いがきっかけでした。
次男の授乳中だったわたしは、桶谷式母乳マッサージをやっているその助産師さんに定期的にマッサージを受けていました。
長男の子育ての悩みを涙ながらに訴えるわたしに、1枚のパンフレットを渡してくれました。
それは「親と子の会」という、子育てに悩んでいるお母さんのための会の案内でした。
そのパンフレットに書いてあった文章に、ハッとしました。
“あなたの答えが見つかるかもしれません”という言葉でした。
育児書を読んでも、専門家に相談しても、悩みが解決しないのは自分の答えではないからだ!
「ここに行けば自分の答えが見つかるかも! 」と思った私は、すぐにその会に参加しました。
「親と子の会」を主宰しているのは、伊東聖鎬氏という人物でした。助産師と共に全国各地で「親と子の会」を開催されていました。
そこで伊東氏が行なっていたのは、コミュニケーションでした。
さまざまな悩みを抱えているお母さん一人ひとりに、伊東氏は「なぜ参加したのか?」「何に困っているのか?」「どうしたいのか?」「どうあるのが自分にとっていいのか?」等、問いかけました。それに応えていく中で、お母さんは悩みの原因に気づき、自分で答えを出していくのです。けっして伊東氏が一方的に答えを教えるという形ではありませんでした。
そして私も伊東氏とコミュニケーションしていく中で、長男に問題があると考えていた子育ての悩みは、わたし自身の問題だと気づきました。
他のお母さん達も同じでした。
子育てで悩むのは、子に問題があるのではなく、お母さん自身の問題だと分かったのです。
わたしの場合は、子供を産み育てる準備ができていないのに、母親になってしまった結果でした。
準備とは何か?
それは、
自分はどういう考え方をし、どんな生き方を望んでいるのか。
その上でこの子をどう育てたいと思っているのか。
ということを、十分考えてきたのか、ということです。
そんなことを考えることなく、子育てをしていば、どう育てればいいのか分かるはずもなく、悩んで当然です。
多くのお母さんがそんな状態だと思います。
だから困ったことがあれば、すぐに答えを外に求めてしまうのです。
それは子育てに限ったことではありません。
生きていれば、いろいろな問題にぶつかり、悩み、行き詰ります。
そんな時、多くの人は何かに、どこかに、誰かに頼ってしまいます。
自分で答えを見つけ出すということをしない、というよりできないのです。
なぜできないのでしょうか。
それはわたしたちが受けてきた教育の結果です。
戦後77年が過ぎ、現在の日本の状況をみれば、GHQがやった教育改革がどんな人間を作ろうとしていたのか、多くの日本人が気づいていると思います。
それは、自分のことを自分で考えるということができない人間です。
すでに決まっている答えを教えられ、それを記憶していて答える。ということを学校で教わったのです。
つまり、0から自分で考えるということを教えられていないのです。
考えているつもりでも、それは外から得た知識や情報がもとになっているので、自分の中から出てきた答えではないのです。
だから、本当に自分で考えて答えを出さなければいけない問題にぶつかっても、どう考えればいいのか分からないのです。だから行き詰ってしまうのです。
でも、伊東氏とコミュニケーションしていくと、考えが展開していき、答えに行きつくのです。それは自分の中から出てきた答えだから納得できるのです。
伊東氏に出会う前、わたしはカウンセリングも受けましたが、何回か受けているとカウンセラーがどう話を進めるのか見えてきます。すでに答えがあってそこに誘導されているように感じ、納得できない思いが残るようになり、途中でやめてしまいました。
伊東氏のコミュニケーションはカウンセリングとはまったく違っていました。
わたしの言ったことに対し、「なぜそう言うの? 」「それはどういう意味? 」と、伊東氏が疑問に感じたことを返してくる、という感じでした。
そう問われると、「なぜだろう? 」「どういう意味で私は言ったんだろう? 」と自問自答し、その答えに自分で気づくのです。
「考える」ということをさせる人なんだと思いました。
本当は、妊娠する前にこういうことを考えていなければいけなかった。
それは、結婚する前に、恋愛する前に、就職する前に、進学する前に…。
ずっと親や教師に言われるままに生きてきて、自分の生き方も考え方ももっていなかった…。
わたしも、他のお母さん達もそれに気づき、子を何とかしようではなく、自分で考えるということをトレーニングするための場になっていきました。
そして、親や教師や周りの人に教えられたレールに乗ってきただけの今までの生き方をやめ、自分が主体的に自立して生きていかなければ、という考え方に変わっていきました。
すると、子供たちがどんどん変わっていき、お母さんたちは子育ての悩みを訴えなくなったのです。
子育ての悩みは、わが子からのサイン
どうして泣くの?
どうしておっぱいを飲まないの?
どうして寝ないの?
どうして夜泣きをするの?
どうして食べないの?
どうしてかんしゃくを起こすの?
どうして暴れるの?
どうして噛んだり、たたいたりするの?
どうして言うことを聞かないの?
どうしてこんなことをするの?
どうして便秘するの?
どうして吐くの?
どうして湿疹が出るの?
アトピーに対してどうすればいいの?
等々、赤ちゃんや幼児を育てる中で起こる悩みはさまざまです。
そんな時、多くのお母さんは、インターネットや育児書、育児雑誌で情報を集めたり、自分の母親や家族、先輩ママやママ友に相談すると思います。
あるいは、子育て支援の専門家や助産師、保健師、医師、保育士等に相談する人もおられると思います。
でも、そこから得た情報は参考にはなっても、お母さんが本当に知りたい情報ではありません。
悩んでいるお母さんは、「一般的な子」のことでも、「平均的な子」のことでもなく、「目の前にいるわが子」のことが知りたいのです。
わが子のことを知らない人が、書いたり、言ってたりしている情報の中に、わが子の情報があるわけはありません。
誰が一番わが子のことを知っているのか。
それは一番身近にいるお母さんです。
わが子の専門家になれる立場にいるのは、お母さんです。
でも、ほとんどのお母さんは、わが子の情報が分からないまま、わが子に関係ない情報を参考にして子育てをしています。
それに対して赤ちゃんや幼児は、「それは違う、おかしい」とサインを出すのです。
それは、その子の脳からのサインなのです。
「夜泣き、泣きやまない、機嫌が悪い、飲まない、食べない、便秘、湿疹、発熱、噛みつく、たたく、ぐずる、イヤイヤ」等、お母さんが困っていることは、実はその子の脳の情報をサインとして出しているだけなのです。
伊東氏は、そんな脳の情報を読む技術「読脳」とそのベースとなるフィロソフィ、「CW Happiness Philosophy読脳」を開発し、さまざまな分野で指導されています。
子育ての分野では、「読脳子育ち・親育ち」と称して、お母さん達に指導を行なっています。
「親と子の会」がスタートしたのは1985年のことです。それをきっかけに、伊東氏はたくさんのお母さんと赤ちゃんに関わり、赤ちゃんのことを探求・研究してきました。
赤ちゃんは、生まれてくる意味も、理由も、必要も持っている。
愛・幸せ100%で生まれてくる。
生まれた時、その子の人生において必要な情報はすべてその子の脳にある。
それは、伊東氏がたくさんの赤ちゃんと関わり、赤ちゃんの脳の情報を読むことで分かったことです。
誰もが赤ちゃんだったのですから、生まれてきた意味も、理由も、必要も持っています。
自分がどう生きればいいのか、どんな生き方が自分の幸せなのかも、自分の脳に情報があるのです。
でも、赤ちゃんから幼児、子供へと成長する中で、親や保育園、幼稚園、学校の先生に自分の脳の情報とは違う情報を押し付けられ、脳の情報とは違う生き方をしていくようになるのです。その結果、悩んだり、行き詰ったりするのです。
赤ちゃんや幼児は、お母さんの状態をキャッチし、反応しているのです。
お母さんは子供のことで困っていると考えていると思いますが、実はお母さんの状態を子供が反射しているだけです。つまり、お母さんは自分自身に困っているのです。
子育て中のわたしもそうでした。
そして、自分で答えを出そうとせず、人に答えを求めて振り回されていました。
そんなわたしの状態に反応して、長男は次々にサインを出していたのです。
「親と子の会」で、伊東先生の話を聞き、コミュニケーションする中で、そのことに私が気づき、自分の生き方を持たなければと考えるようになり、前向きに考えられるようになっていきました。すると、何をやっても変わらなかった長男はどんどん変わっていきました。本当に、子は自分の生き方を反射する鏡なのだと思いました。
子育ての悩みを本当に解決したいのなら、わが子が出しているサインの意味を知ることです。でもどうやって?
それを知るために必要なのが「読脳」でした。
わが子の脳に問いかければ、脳は反応してくれます。
それをキャッチするセンサーがあれば、脳の情報が読めるようになるのです。
※“読脳”で子育ちの実践(リンク)で、「親と子の会」のお母さん達が行なった実例を紹介しています。
伊東氏との出会いがなければ、息子とわたしの人生はどうなったのか…。
もしかしたら親子心中をしていたかもしれません。
だから以前のわたしのように子育てに悩み、行き詰っているお母さんにこの情報をお伝えしたいと、このブログを立ち上げました。
お母さん自身が、悩みの根本原因は何か、どうすればそこから抜け出せるのか、わが子や自分の脳の情報を読み、その答えを自分で見つけ出せるようになっていただきたいと願っています。
わたしも60歳を過ぎ、人生とは? 人が幸せに生きるとは? 自分らしく満足、納得して生きるには? ということがようやく少し見えてきました。
同時に、赤ちゃん・幼児期がその子の人生において、どれだけ重要な時期なのかを実感するようになりました。
それは、赤ちゃんや幼児が置かれている現状を知りたいと考え、保育士の資格を取り、保育園やベビーシッター、産後ヘルパーとして現場を経験してきたからだと思います。
赤ちゃんや幼児は、自分の存在する意味、理由、必要をサインとして発信しているだけなのに、それを無視されたり、否定されたりしているのを、目の当たりにしてつらく、やるせない気持ちになります。
でも、お母さんも保育士も「CW Happiness Philosophy読脳」を知らないのだから、責めるわけにはいきません。
わたし自身も息子たちの、存在する意味、理由、必要のサインに気づかず、彼らの尊厳を踏みにじっていましたから。
だからこそ、お母さんや赤ちゃん、幼児と関わる人に「CW Happiness Philosophy読脳」を知っていただき、読脳子育ち・親育ちを伝えたいと、活動をしています。
そのためには「CW Happiness Philosophy読脳」をもっと学ばなければと考え、2022年6月、伊東氏が主宰する読脳アカデミー・CWインターナショナルスクールに入学しました。
まだまだ勉強中で、赤ちゃんや幼児のことももっと探求したいし、もっと脳の情報を読めるようになりたいと思っています。
初日の授業の様子がYouTubeで配信されています。
◆赤ちゃんが発信しているもの~赤ちゃんは存在そのもの~
※「読脳で子育ち・親育ち」に関する動画がYouTubeリストにまとめてあります。
このブログがお母さん、そしてお父さんやご家族、赤ちゃんや幼児と関わっている人達のお役に立てれば嬉しいです。
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※読脳は伊東聖鎬氏の登録商標です。
読脳アカデミー・CWインターナショナルスクールの認定者しか使用できません。
わたしはまだスクール生ですが、許可を得てこのブログでは使用させていただいています。